カナディアンロッキーの旅

 





地図  旅行写真集


1.準備 ー あこがれのカナディアンロッキーへ

*7月上旬に旅行を決める。かねてからぜひ行きたいと思っていたカナディアンロッキーの国立公園(バンフ、ジャスパー、ヨーホー、クートニーの4っつの国立公園)を目指すことに。久美子と二人の長距離の旅はアパラチアントレイル以来だ。

*フライト:NYからの航空便を調べるとニューアーク空港ーカルガリーの便が良さそう。チケットを購入

July 27, 2010 TUE DL1923 Newark, Nj (EWR) 8:15AM - Minneapolis, MN (MSP) 10:26AM

                              DL2119 Minneapolis, MN (MSP) 11:25AM - Calgary, AB, Canada(YYC) 1:21PM


August 5, 2010 THU DL2380 Calgary, AB, Canada(YYC) 2:10PM - Minneapolis, MN (MSP) 5:51AM

                               Minneapolis, MN (MSP) 7:10PM - Newark, Nj (EWR) 10:59PM

*カルガリーからはレンタカーを利用したドライブとする。インターネットで予約。

*宿泊は、ホテル、ホステル、キャンプを実施することにして、それぞれ予約を入れる。

*食事は、外食とキャンプでの自炊を組み合わせることとして計画を立てる。

*持ちもので大きい物は、テント、スリーピングバッグ(x2)、炊事用具(ガスバーナー、ナベ類など)


2.バンフはしゃれた観光地。 韓国人、中国人観光客が多い

7月27日午前5時家を出発。自動車でニューアークへ。満月がきれいだ。6時に予約していた駐車場のCrown Plaza Hotel着。EasyWay Parkingという会社。そこで送迎バスに乗り換え空港へ。真っ赤な日の出を見る。ミネアポリスで乗り換え、2時間時差があるカルガリーへ着いた。

カルガリーでレンタルカーのカウンターへ。「スタンダード」という予定だったが、その価格で借りられたのはバンで、Dodge Grano Caravan 2010であった。
車内のスペースが広く今回のドライブには格好の車である。


カルガリーではまず買い物へ。

*スーパーマーケット(中国系のTop Supermarket)で米、肉、野菜など)

*アウトドア店(Atmosphere)でバーナー用のガスボンベなど

スーパーマーケット(Save Way)で水など


バンフ市街を3:45PMに出て一号線を一路西へ。西に見える山は遠い。制限速度時速110キロの路は快適だ。山が近づいたころに国立公園入り口に着く(4:45)。10日間滞在と言うと、一年間のパス(CAD136.40)を買うことになった。

7:10PMバンフの街中にあるホテルに到着。バンフの街は
しゃれて静かな良い印象だ。今夜は、BALKANというギリシャレストランへ。元気な店員に聞くと、最近は日本人が減って韓国人と中国人の観光客が多いとのこと。街を歩くと、インド人や中東系の人々も多いようである。


3.バンフのキャンプ場は快適だが寒い、サルファーマウンテン頂上からの眺望に酔う。

7月28日 :Tunnel Mt. Tunnel Mountain Camp Groundへ行く。ここは、キャンプサイトが600以上ある大きなキャンプ場である。一見して環境がよく設備が充実していて安心した。 さっそくテントを設営。二晩のわが家を確保した。


Sulphur Mt.へ。4人乗りのゴンドラが次々発車している。行きは、ドイツ人のご夫婦と一緒であった。ゴンドラの終点からちょっとしたハイキングでこの山の頂上へ向かう。頂上からはバンフの街を始め周囲の山々の景観がすばらしい。街の向こうにそびえる山はカスケード山、
その左がMt. ノーケイ。街の左に見える低い山がわれわれがキャンプをしている Mt. Tunnel Mountain である。ここに来てバンフ一体の様子をつかむことができた。


ゴンドラで降りてそばにある温泉へ。硫黄のにおいがかすかにする湯で一時間のんびりする。雪をいただく山を見ながらの温泉はなかなか良い。


ロックガーデン、バンフ・スプリングス・ホテル、ボウ滝、サプライズ・コーナーと近くの「名所」を周る。


3:15キャンプへ戻る。見ると、外に放置していた飲料水のプラスチック容器に何ヶ所か穴が開いている。まさか熊ではないだろう。たぶん大きなカラスの仕業であろうと思う。ではと、街へ水など買いに行く。今日は麻婆豆腐などを料理する。蚊が多いのが気になったが焚き火をするといなくなった。久美子は焚き火が楽しそうで夜更かしをしている。


7月29日5:15起床。久美子は夕べ寒かったと。寝袋が子供用で保温が良くなかったようだ。今日は街で買うことにしよう。

ドライブしてMt.ノーケイヘ。バンフの街を昨日とは反対側から見るつもり。途中の景観は良し。中国人の親子が記念写真を撮ってくれる。そのドライブウェイの終点にはスキーロッジなどがあるがみな閉まっている。ハイキングをするつもりで歩き始めるが、蚊がとても多くてハイキングを中止した。

山を下り右手にあるVermillion Lakeへ。静かで落ち着いた雰囲気を味わう(写真下)。
午後は、バンフ発祥の土地と言われる温泉博物館ケイブベイスンCave&Basinに行く。博物館は改修休館中であった。葦の茂る湿地帯と温泉発見の洞穴のあるトレイルをハイキング。


街で、久美子の寝袋を購入(Atmosphere)。この店の近くにアイスクリームの店があり行列ができている。ソフトクリームの中身と皮がおいしい。


3:15PM、キャンプに帰り、ビーフの骨でスープをたっぷり4時間かけて作る。チキン料理ととうもろこしを加え豪勢なディナーであった。
新調した寝袋も快適なよう。


4.レイク・ルイーズに魅了される。ヨーホーNPのホステルへ

7月30日 二晩過ごしたBanff、Tunnel Mt. Camp Groundを後にし、Rt1Aを北上。ハイウェイの左右に岩山の山脈が続くのを見るうちレイク・ルイーズへに着く。ここはバンフ国立公園のメッカと言えるだろう。駐車場近くの湖畔に立つホテル、シャトー・レイク・ルイーズ前の広場には国際色豊かなたくさんの人でにぎわっている。湖の正面には輝くビクトリア氷河を抱くMt.ビクトリア、その手前の緑の山裾、そして静かに広がる白緑色の湖面、すばらしい光景だ

湖の右手に続くハイキングを歩き始める。レイク・ミラーまでおよそ30分。小さな湖の向こうにはビッグ・ビーハイブという断崖がそびえている(右写真)。そこからまた30分でレイク・アグネス。湖畔にあるティー・ハウスでランチとティー。ここで、久美子はもと来た路へ帰り、私は更に奥へ行くことに。レイク・アグネスを半周してきつい登りになる。30分奮闘して尾根へ。左に折れると目的のビッグ・ビーハイブ展望台に出た。垂直下にレイク・ルイーズが白緑色の湖面を見せている

名残を惜しみながらトレイルを進む。この先は氷河鑑賞のポイントまで続いているのだがそこをまわっては久美子との約束の時間に間に合わないと急ぐ。路は大きく回っていてようやく湖畔の路に出たのが約束の2時半。駐車場に着いたのは約束から30分遅れの3時であった。

およそ30分ドライブして、モレイン・レイク(Moraine Lake)へ(写真下)。ここからの光景もカナディアンロッキーの代表的シーンとされていて、カナダの$20紙幣に採用されている。


つぎつぎ現れる美しいシーンに圧倒されながらここを立ち今夜の宿泊地であるヨーホー(Yoho)国立公園へ向かう。1号線を30分ほどでFieldという小さな町のInfoに寄り様子を聞く。この国立公園で有名というレイク・オヘア(Lake O’Hare)は、保護に力を入れていて日に40人ほどしか行けない。普通3ヶ月以上前から予約する必要がある、とのことで今回は断念せざるを得ないことがわかった。
Infoからのドライブ途中には急なヘヤピンカーブがあり、キャンピングカーがスイッチバックをする必要がある場所もあった。右手に滝の音が聞こえてしばらく行くと左手の山麓にあるホステル、Whiskey Jack Hostelに着いた。滝を遠望し周囲を山に囲まれた環境に満足する(写真右)。同室のスペイン人(バスク地方)の親子と話をしながら夕べのしたくを。今日は、昨日仕込んだ焼き肉だ。

このHostelは、温水も水洗トイレも使えるが、電気はなくトイレにはガス灯が使われているのが珍しい(左写真)。




7月31日 6時起床。明かりがなく薄暗い台所に行くとデンマーク人の男性が朝食の準備をしていた。
聞けば、デンマーク人ばかりすべて個人参加の十数人のツアーということだ。彼以外は女性でちょっと大変なんだ、とのこと。そりゃそうだろう。このホステルには10日滞在して周囲をいろいろ回っている由。しばらくすると、同室のスペイン人親娘も話に加わる(右)。

8時過ぎに滝を遠望しながら出発。30分のドライブでエメラルドレイクに着く。これまでの湖が白っぽい緑色をしていたのに、ここは深緑賞というか輝く緑と言うかこれまでとは違う。湖畔をしばらく歩く。

さて次は?
久美子がやはりレイク・ルイーズが良かったというので昨日に続き2日連続で訪問することに。30分で着いた。

今回は湖面をボートで遊覧する。1時間広い湖面をのんびり過ごした。


昼過ぎにレイク・ルイーズを立ち、ホステルに戻る。ここからそばのタカカウ滝までハイキング。今日はたくさんのハイカーが来ていた。滝の落差は40メートルでカナダ最大ということだ。滝のよく見えるところで撮影した写真がこの写真である。このあたりでトレイルは終わりかと思ったら、路は滝壺まで続いている。滝を見上げるとその水量と音の迫力でいまにも垂直な山肌がこちらに崩れてくるのではないかと感じられた。この迫力は写真にはならないな。


宿に帰ると小さな男の子がいて恐竜の本を見ている。質問をしたら本のページを繰りながらつぎつぎ説明をしてくれた。将来すばらしい科学者になるだろう。今日はチキンカレーライス。たくさん作りすぎたかと思ったが食欲旺盛で大部分平らげた。


5.アイスフィールドパークウェイをドライブしてジャスパーNPへ

8月1日 5時前起床。6時ごろWiskey Jack ホステルを出発。今日は、250キロのIcefield Parkwayを北上していろいろなところに寄りJasperに落ち着かねばならない。


7時半頃1号線から93号線に。
霧が濃い。延々と伸びる道路に次々とロッキーのごつごつした山並みと氷河が現れる。クロウフット(Crowfoot)というからすの足に例えた氷河を見る(7時ごろ)。このとき、フロリダからドライブして来たというアメリカ人Tomのカップルに会う。彼らとはJasperまでのドライブで何回も会い楽しく話をすることになる。


クロウフットのすぐ隣のボウ・レイクに寄る。湖から岩の崖がすっくと立ち上がる光景にしばし見とれる。パノラマ写真はこちら

さらにPeyto Lakeの展望台でTomに写真を撮ってもらう((下)。

見所がつぎつぎ続くのでいそがしい。次の駐車場からはに少しハイキングをしてMistaya Lake湖畔に出る。湖の水面近くから眺める景色が格別だ。


11時。Icefield Parkway観光の中心であるIcefield Centerに着いた。道路をはさんで左手に大きな氷河が見える。さっそくチケット売り場に並んで「氷河観光バス」へ。女性が運転する大きな車輪のバスで氷の上をゆっくり走る。氷河の上の駐車場で降りる。駐車場の外側はクレパスなどがあって危険!と脅されて
氷を触ったりバスのタイヤの前で記念写真を撮ったり過ごした。およそ一時間半のバスツアーは「変わった体験」であった。

ランチをゆっくりいただいて、2時前にセンターを出発。

後はどこにも寄らずに一路北上。3時頃、ジャスパーJasper近くにある目的のWapitiキャンプグランドに到着した。最初の予定では今日は外食のつもりであったが、久美子の希望で炊事をする(なにを食べたか記録なし)。ジャスパーの街は10分ほどのドライブで行ける。


6.ジャスパーにあるウィスラー山からの眺望は最高だ。テントが雨漏りしたのでホテルへ移動

8月2日 6時半起床。昨夜は雨が降りテントの一部が雨漏りした。天候は快方に向かっているようだけれどこのままではここにあと2泊するのは難しいな。方針を変更して、ジャスパーのあと2泊はホテルにしよう。

10時、ジャスパーへ。街はバンフよりずっと小規模だけれど落ち着いた雰囲気がとても良い。中心にあるインフォへ。昔官舎だったという建物もおもしろい(下写真)。

旅行前にインターネットで探した時は、宿は満室だったがここ現地ではけっこうありそうだ。2、3ヶ所を見たあげく、Pine Bungalowsに2泊することに。建築が最近で、Athabusca川に面して静かな環境にあるのが気に入った。(インフォで予約したのが良かった。現地で直接聞くと50%以上高くなることがわかった)。

さあ、快適な宿が確保できたので、さっそくキャンプを撤収。


午後は、Whistlersウィスラー山のゴンドラに乗ることに。チケット売り場で1時間近く並ぶ。効率とはほど遠い仕事ぶりだ。大きなゴンドラに4.5人乗って雲の上へ。終点駅からは眼下にジャスパーの街と周辺の湖や川が見える。展望台近くの岩の上に立って記念写真を撮る。

この展望台から山頂方面はゆるやかな登山路になっている。木が一本もなく遠方の山頂に人影が小さく見える。われわれも歩いて行くことにした。登山路には高山植物が群生していてかわいい。午前中空を覆っていた雲が動き晴れ間が見えてきた。遠くの峰が次々と姿を現してきた。
山頂付近でおよそ180°のパノラマ撮影をした。ジャスパーの街、その北にそびえるPyramid山、その北のMt. Colinとそれに続く山々、ジャスパーから南に連なるMt. Tekkaraなどの山脈、たくさんの湖と川。これらを飽きることなく展望した。

ウィスラー山頂の散策と雄大な景色は今回の旅行でもっとも印象に残る場所であろう。


7.マリーン・レイクを満喫、熊やきつねなどの動物に遭遇

8月3日 6時半起床。8時たにホテルを発つ。ジャスパーの3日目はMaligne Lakeマリーン・レイク方面へ。ガイドブックによれば、マリーン・レイクはカナディアンロッキーで「最も美しい風景のひとつ」であるという。谷間の路を南下していくとおよそ30分でMedicine Lakeメディスン・レイクに着きさらに1時間のドライブで目的のMaligne Lakeマリーン・レイクに到着した。


(カヌー)静かな湖を見ていたらカヌーでのんびりしたくなった。一日券乗り放題とすることにしてひろいひろい湖面に漕ぎだした(10時)。あまりに静かでふしぎな気持ちになる。12時に対岸の岩場に降りておにぎりとみそ汁でランチ。帰りは比較的大きな島の陰を通って2時に冒険は終わった。


(クルーズ)この湖の南の方にスピリット島という名所があってそこに向かうクルーズ船が出るというので参加する(3時〜4時半)。両岸に岩山がそそり立ち、正面遠方にCoronet Glacierという氷河を見ながら船は奥へ進んで行く。確かにきれいなところだ。でも、ここ数日あちこちで似たような美しい風景を見てきたのでそれほど感激しないな・・・船の速度が落ちてそばの波止場に上陸した。なるほど絵になるかわいい島があってすばらしい。スピリット島だ。ここに来てよかったと思う。パンフレットによれば、万里の長城やピラミッドに比較されるほど有名な世界の名所であるということだ(私はまったく知らなかったな)。


動物たちMaligne Lakeマリーン・レイクへのドライブの行き帰りに路のわきに動物たちを見た。

・熊 ー アメリカグマ (American Black Bear)  か。自動車道路の脇で一心不乱に岩をひっくり返していた。蟻やその幼虫を探していたのだろうか?(Wikipediaによるとそれらの昆虫も好物のようなので)。数メートル近くにいる人間の方は見向きもせず、しばらくすると森に消えて行った。

・きつね (Red Fox)  自動車道路をさっそうと走っていた。りすでも見つけたのか、斜面にかけあがり茂みのなかに何回も突進していた。あきらめてまた舗装道路を闊歩。私がカメラのキャップを間違って落としたときに興味深げに見ていたが、そのときの他は人間を見ようとしない。

・山羊 ― Mountain Sheep (?)  Medicine Lake 沿いの路に座り込んでいた。落ち着き払ってわれわれ観光客を見つめていた。

エルク(Elk)  あるいはカリブーCaribouではないかと話し合ったが、公園の説明板にある角の形からはエルクと思われる。一心に若木の葉をついばんでいた。撮影する人間の方には一瞥もしなかった。


どの動物たちものびのびとしていて動物園で見るのとはずいぶん違うな〜と感じた貴重な体験であった。


Maligne Canyonマリーン・キャニオン)夕方、谷の出口近くにある最後の「名所」に寄った(5時半〜6時)。数十メートルの深さのキャニオン沿いに歩く。4っつ目の橋で記念撮影したのが左の写真。ハイキングコースはさらに続いていたが今日は疲れていて引揚げた。


8月4日 6時半起床








                                                              

 
地      図https://tmoritani.com/Travel/21_CanadianRocky/trip-CanadianRocky-map.html
写 真 集https://tmoritani.com/Travel/21_CanadianRocky/index.html